【非戦の声⑩】日本YWCA会長 俣野尚子
NGO非戦ネット呼びかけ人
公益財団法人日本YWCA会長 俣野尚子
「日本YWCAは、第二次世界大戦中も活動していた団体ですが、戦時中に国際的なネットワークから離れていってしまいました。そのため、日本YWCAは日本の戦争に抗することができませんでした。そのことを戦後すごく反省して、平和であることを大切にしていこうと考えています。
近年、韓国、中国、台湾のYWCAとは大変親しく、良い関係を築いています。そんな中で、安保法制や安部首相のひとつひとつの言動が、関係を逆なでしています。安部首相は「積極的平和外交」という言葉を使いますが、実質は逆行的非積極的武力外交と言って良いような発言ばかりです。
アジア諸国の中で、緊張を生んでいるのを十分自覚していただきたいと思っています。
YWCAも暴力によらない平和を大切に、これからも世界のYWCAのネットワークを通して、力を合わせていきたいと思っています。
このNGO非戦ネットと協力していきながら、世界の人々と共に手を携えて、戦争に対しても、安保法制に対して、否と声をあげていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします」
*2015年8月1日に開催された第2回NGO非戦ネット公式イベントでのスピーチより
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